2012/12/02

「関西Javaエンジニアの会スペシャル! JavaOne2012」に行ってきた

2012/12/1に、 「関西Javaエンジニアの会スペシャル! JavaOne2012」(http://connpass.com/event/1261/) に参加してきました。 関西Javaエンジニアの会のイベントに参加させていただくのは、今回が初めてですすが、 他の勉強会で登壇されている方など、ちらほら見かけました。

勉強会の趣旨はSan Fransiscoで開催された JavaOne 2012報告会ということ、 現地の様子の展開と、その中で行われた発表内容のフィードバック、発表技術の 簡単なレクチャーといったものです。

以下、特に自分が興味惹かれたものを簡単に書いてみます。

「StrutsとTomcatをやめようキャンペーン実施中です」

寺田さん(@yoshioterada)の、「Java EE プラットフォームにおける HTML5対応」にて 表題の発言がありました。

やべぇ、俺撲滅される側の人間だわ・・・。このセッションに限らず、登壇者の話や参加者の反応について、 技術と知識と意識の落差を感じることが少なくなかった。 浅学を恥じるばかり。

JavaEE 7でアップデートされる JSF 2.2では、ビューをxhtmlというものでかけて、 htmlとしてブラウザでそのまま表示できる形でモデルとのBindをバリバリかけるよ。 デザイナさんが作ったhtmlを頑張ってJSPに治すなんてナンセンスで無駄が多いでしょ、 xhtmlをデザイナとプログラマが両方かける形でやれてハッピーになるよ、 という話。 ↓みたいな感じで、htmlとしての解釈は可能な形で埋めると。


Lambdaは書きやすいだけでなく、早くなる

さくらばさん(@skrb)による「Lambdaへの道」セッションにて行われた、 Java SE8に盛り込まれる予定のLambdaの解説。

仕事でAjaxバリバリでビューを書くことがあり、Javascriptのmap関数などで使う無名関数の強力さに触れたあと、 Javaで同じことをやろうとして、匿名クラスをモリモリ記述することの面倒くささに 打ちひしがれていたので、javaのlambdaには興味津々でした。

このセッションで、シンタックスとしてはかなり簡易にかけるということがわかったが、 それ以上に、この無名関数部分を小さい粒度で書くことでCPUのマルチコアを有効に活用して 並列処理として実行されて、処理が早くなるというのが面白そう。 どうかけば、どれだけ早くなるのか? 学習コストを越えてどれほどのメリットが生まれるのか、というのが人の多い仕事で 採用するかの鍵になるかな。 検証資料を探さないと。


新Javascriptエンジン Nashorn(ナズホン?)

寺田さんの「JavaOne 2012 のアップデート」から。

Rhinoに代わるJavascriptエンジン。 Invoke dynamicsを使うことでより高速に処理できるとのこと。

Invoke dyanamicというのは、Java仮想マシンにて動的型付け言語がサポート(...?) というように聞いたが、このあたり全く理解が追いついておらず。

これまで、私は入力バリデーションを、画面の入力チェックをJavascriptで、サーバでの検証をJavaで、 としていたけど、これがJavascriptで一本化できるだろうか、とか妄想するなどした。


NetBeansによるHTML5サポート

寺田さんの「JavaOne 2012 のアップデート」から。 NetBeans(IDE)での編集を、専用プラグインを入れたChromeに動的に反映させられる機能があり、 それがHTML5に対応するとのこと。 恥ずかしながら、NetBeansを使ったことはないので、これは試してみねば、と思っている。

※ もちろん NecoBeansも知らなかった。




以下は、さらにメモからの細かい抜粋。

  • 一時期勉強会といったらMBAの展示会みたいだったけど、タブレット + キーボードの人が結構いる
  • Project SumatraでJavaからGPGPUがかけるようになる?学習コストは安くないとみるが、一部のボトルネック処理に対するアプローチにはなりうる?
  • Jigsawは開発が遅れたため、Java SE9に順延するが、他の機能はこれを待たずに計画通りアップデートに載せていくとのこと。出来てるやつはリリースしてサイクルを早めていくという方向で進めていくということか。
  • Websocketの処理が書きやすそう。Ajax - JSONIC RestServletで書いている部分の一部置き換えに使えるだろうか。DBのアップデートをpushするという応用は特に使えるシチュエーションを妄想できる。
  • (fxmlの話を受けて)デザイナさんとの協業って今まであまりやってこなかったけど、インタフェースを使いやすくするところで質を上げたいし、タブレットスマフォだとUIへ配る意識の差は使用感が大きく変わりそう。 もっと積極的に考えないといけない。自分でもある程度UI/UXの知見がいるし、協力してやっていく場合の作業フローも考えないといけない。
  • 会の最後に寺田さんご提供のプレゼント争奪ジャンケンで敗れた。JavaOne/Dukeグッズでドヤりたかった。

最後に

Javaと長く付き合うことになりそうな立場なので、 この先Javaにどんなものが出てくるかというのを人の口から聞いてみようということで参加しました。

その意味で大いに収穫ありです。 それに、外に出て他の人がやっているものを見聞きする刺激が、 忙しいなかでもオフで何かやろうという気持ちを起こしてくれることもあります。 普段書くJavaだけに、そういうところのモチベーションを維持する点でも有意義でした。

登壇者のみなさま、コーディネータのみなさま、参加者のみなさま、ありがとうございました。

0 件のコメント:

コメントを投稿