2012/01/07

XS35GT V2にCentOS6.2をUSBインストールしてメディアサーバにする(1)

XS35GT V2(http://www.shuttle-japan.jp/barebone/slim/xs35gt-v2)を衝動買いしてしまったので。
起動してみると非常に静かなので、
やかましいデスクトップは休みに気合入れた作業をするときだけにして、
XS35を常時起動の普段使いにしようかと。

小型静音って、ステキやん。

デスクトップもSSD化したところなんだけど、それはそれ。


0. 環境
作業マシン: Windows7(64bit) SP1

1. 構成
ハードウェア
・XS35GT V2(http://www.shuttle-japan.jp/old/old-barebone/xs35)
 - SSD 64GB
 - SO-DIMM 4GB
・WLI-UC-GNHP(無線子機)
ソフトウェア
・CentOS 6.2 (CentOS-6.2-i386-bin-DVD1.iso)
その他使用したもの
・USBフラッシュメモリ (インストールメディアとして使用)
・Syslinux 4.04 (http://www.kernel.org/pub/linux/utils/boot/syslinux/)


2. 手順概要
 2.1. USBメモリのFAT32フォーマット
 2.2. USBメモリのインストールメディア化
 2.3. CentOSインストール
 2.4. USB無線子機の認識

/**** 本ポストは↑まで ***/
/**** ↓は残りの予定 ***/
 2.5. DLNAサーバインストール

3. 使用状況
 3.1. iPhoneからの使用
 3.2. iPadからの使用
 3.3. PS3からの使用

//--------------------------------------------------------------//

2. 手順概要
2.1. USBメモリのFAT32化
syslinux導入のため、USBをFAT32でフォーマット。















 2.2. USBメモリのインストールメディア化

a. CentOS-6.2-i386-bin-DVD1.isoをそのままUSBメモリのルートディレクトリにコピー。


b. CentOS-6.2-i386-bin-DVD1.iso内のisolinuxディレクトリ直下のすべてのファイルを、
USBメモリのルートディレクトリにコピー。
上記ディレクトリ内の"isolinux.cfg"を"syslinux.cfg"にリネーム。

c. 続けてisolinuxを除くすべてのディレクトリ・ファイルをコピー。


d. syslinuxアーカイブ内のwin64ディレクトリに移動し、
 syslinux -maf j:
を実行。(※ USBメモリは j:ドライブとして認識されています)


















 2.3. CentOSインストール
BIOSからUSBからブートするよう設定。
あとはいつもどおりのCentOSインストーラなので
流れでお願いします。

# CentOS5系で記述されている他記事では
デフォルトのgrubローダインストーラ先がUSBメモリ上となることでの
混乱について触れられています。
今回試行したCentOS6.2でも明示的にローダの位置としてSSDを指定しています。

 2.4. USB無線子機の認識
当方は裸のD25HWしかないのでこれをwifiモードで起動し、
Linuxからwifi接続する。

# e-mobile端末をUSB直差しで使うモジュール化何かが入っているようだがうまく機能させられなかった。
D25HWをUSBで直差しすると、
"モバイルエリアネットワーク"として認識される。
さらに"ネットワーク接続"ウィザードから"e-mobile"を選択することで、
APSなどが設定された接続情報ができあがるが、
試みに接続してもすぐ遮断される。何か設定値が違うのか。


a. ドライバダウンロード

http://www.ralinktech.com/en/04_support/support.php?sn=501
よりドライバ(RT8070 /RT3070 /RT3370 /RT5370 /RT5372 USB)をDL

解凍し
# vim os/linux/config.mk
の2値を変更

HAS_WPA_SUPPLICANT=y
HAS_NATIVE_WPA_SUPPLICANT_SUPPORT=y

# vim common/rtusb_dev_id.c
の下記1行を追加
#ifdef RT3070
{USB_DEVICE(0x0411,0x0158)}, //追加行
引数は下記コマンドで確認しておくとなおよし
# lsusb

あとはいつものメイキングでお願いします。
# make
# make install
# insmod rt5370sta.ko
これで無線LANとしてアダプタとして認識される。

ref.
CentOS - USBデバイスからインストール!- mk-mode BLOG
http://www.mk-mode.com/wordpress/2010/01/11002001/
Ubuntu で Buffalo の WLI-UC-GNHP を使う - 試したことのメモ
http://ossan78.blog9.fc2.com/blog-entry-43.html

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